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JR日南線の概要 JR日南線は、宮崎県宮崎市の南宮崎駅から鹿児島県志布志市の志布志駅までを結んでいる、全長88.9キロ、駅数28のロ〜カル線です。かつての志布志駅からは、大隅線(志布志?国分)と志布志線(志布志?西都城)の2路線が分岐していましたが、利用客の減少などにより、昭和62年の3月に両路線共に廃線となってしまい、日南線だけが残りました。日南線は基本的には非電化ですが、宮崎空港線への乗り入れの関係で電車が入線するため、南宮崎?田吉分岐点間のみ電化されています。 日南線は、青島・飫肥・南郷といった、宮崎の観光地も通っているので、近年では観光客の姿もよく見られるようになりました。2009年10月より特急"海幸山幸"の運転も開始されたのでさらなる観光客の増加が期待されます。また、宮崎市と日南市を結んでいるので、朝夕には学生などの姿も見られます。 現在の運転形態 現在の日南線(2009年10月現在)では、下り20本(平日)、上り20本(平日)の40本が運転されています(※宮崎空港線の電車は省略)。下り列車20本のうち6本が宮崎(佐土原)発の志布志行きで、5本が宮崎発の油津行き、3本が宮崎発の南郷行きとなっています。そして2本が南宮崎・宮崎発の青島行き(1本は平日のみ)となっていて、残った4本が油津発の志布志行きとなっています。上り列車については、7本が志布志発の南宮崎(宮崎・佐土原)行き、5本が油津発の南宮崎(宮崎)行き、3本が南郷発の宮崎行きとなっています。残りの5本については、2本が青島発の南宮崎・宮崎行き(1本は平日のみ)、3本が志布志発油津行きになっています。これらとは別に、2009年10月より特急列車が宮崎⇔南郷で設定されています(詳しくは下段参照)。 上記の中で油津⇔志布志という列車がありますが、これは2008年3月15日の改正で新しく出来た列車です。基本的に、この列車にはキハ40形の単行が用いられています。 |
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優等列車について 現在の日南線で走っている優等列車は、1日1往復走っている、快速“日南マリーン号”と同じく1往復(土休日のみ)の観光特急“海幸山幸”の2本があります。 快速“日南マリーン号”は、かつて走っていた急行「佐多」(後の快速「佐多」)のダイヤを引き継ぐ形で設定されています。2008年3月15日のダイヤ改正までは宮崎⇔志布志を走破していましたが、ダイヤ改正によって、下りは宮崎⇒志布志、上りは南郷⇒宮崎となってしまいました。車両も、かつてはキハ58形が使用されていましたが、キハ47×2⇒キハ40×2となり、現在ではキハ40の単行になりました(上りは2両)。キハ58の時にはヘッドマークが取り付けられていましたが、盗難にあってしまい、そのまま製造はされませんでした。 観光特急“海幸山幸”は、台風14号によって被災、廃線に追い込まれた旧TR高千穂鉄道のTR-401とTR-402を改造した車両を用いています。こちらは上下共に宮崎⇔南郷を走るように設定されています。“海幸山幸”の車内などはこちらから。 |
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大正2年 8.18 宮崎県営鉄道 飫肥(後の東飫肥)〜油津が開業 昭和6年 9.8 東飫肥?飫肥が開通 昭和7年 8.1 星倉?大藤に貨物支線が開通 昭和10年 4.15 志布志線 志布志?榎原が開通 昭和10年 7.1 宮崎県営鉄道を買収→油津線へ 昭和11年 3.1 志布志線 榎原?大堂津が開通 昭和12年 4.19 大堂津?油津が開通 昭和16年 10.28 油津?北郷が開通 油津?元油津に貨物支線が開通 油津線 油津?飫肥が廃線 星倉?大藤の貨物支線が廃線 昭和35年 7.25 志布志線 油津?元油津の貨物支線が廃線 昭和38年 5.8 日南線 南宮崎?北郷が開通 志布志線(北郷?志布志)を日南線に編入→全通 平成21年 10.10 日南線観光特急"海幸山幸"運転開始 |
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前途したように、日南線には28の駅があります。このうち、交換設備を備えた駅は11駅です。このうち、田吉・青島・油津を除いた各駅は全て2線の駅です。また、発条転轍器(スプリングポイント)が使用されていていて、出発信号機が進行方向側にしか無いため、折り返しが出来ないようになっています。 田吉は列車本数が多いため、上下線の両方の列車が1・2番線を使うことが出来るようになっています。青島は日南線で唯一の3線の駅です。折り返しの列車は、1・3番線に発着します。最近では、3番線の油津方のレ−ルを錆びさせないように、一部列車を3番線に入線させるようになっています。 終点の志布志駅は、1面1線の駅で、待避線とマヤ検(線路計測)等で入線するDE10の機回し用の線が設けられています。 日南線の列車の駅での停車駅は、ポイントのない1面1線の駅は30秒、ポイントの設けられている駅では45秒の停車設定となっています。これは当然離合が無い場合の停車時間ですから、離合がある際には少し長く停車することもあります。 |
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快速“日南マリ〜ン号”停車駅
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観光特急“海幸山幸” 停車駅
榎原にて