※被災直後の生々しい写真がいくつか存在します。

平成20年12月全線廃止、高千穂線の今

路線

総距離50．0キロ

延岡　西延岡　行縢　細見　日向岡元　吐合　曽木　川水流　上崎　早日渡　亀ヶ崎　槇峰　日向八戸　吾味

日之影(温泉)　影待　深角　天岩戸　高千穂

駅数　19(TR以前は南延岡発在り)

国鉄管理　大分局

JR管理　大分支社

時刻表(最終)

上り(延岡行)15本　下り(高千穂行)14本(平成16年3月13日改正)

南延岡機関区

高千穂鉄道

TR100 TR200 TR300 TR400　新潟鉄工(トランシス)製軽快気動車

年表

昭和12年　日之影まで開通。

昭和47年　高千穂まで開通。名称高千穂線に。

平成元年4月　九州旅客鉄道高千穂線廃止、高千穂鉄道高千穂線開業

平成17年9月6日　全線休止

平成20年12月28日　全線廃止

実地踏査

平成20年11月再訪・追記

平成21年02月修正・追記(取材協力：みやろう)

↓

取り壊し直後の高千穂鉄道延岡駅舎。「高千穂線」を封じるかのようにホームも線路も均されてしまった。

指示すべき列車のなき今、何に向かい腕を上げ続けるのか　延岡駅構内分岐部

半年ぶりの再訪でその光景に目を疑った　駅舎もなにもなくなっている　日向岡元駅跡

日向岡元駅跡地　20年9月、浸水対策工事準備に伴い本線以外のすべての設備が撤去されてしまった

駅前商店であったコンビニだが・・・

在りし日の川水流駅舎。休止期間も係員が手入れを行っていたが、09年に取り壊され、ホームのみが残る。

国鉄線時代から変わらぬ構内だった模様。この数百メートル先で問題の鉄橋。線路は途切れてしまった・・・

吾味駅。被害のなかった区間は撤去の手が進まず、ほとんどの施設がきれいに残されたままであった。18年現在、散策コースへ整備され、休憩小屋代わりに残されている。

公民館が併設されている槇峰駅　かつてはここからバスに乗り換える観光コースも存在した

路盤の崩落したところは厳重に柵がされている。

休止中の高千穂駅・本社屋の様子　誰もいない。

高千穂駅跡。高千穂あまてらす鉄道が設備を維持管理している。"トロッコ神楽号"用TR400形をはじめとする車両は引き取り手が決まり、それぞれ搬出が行われた。

残党TR201、TR101の2両のみが時折車庫から顔を出す。

上から眺める

国道、葛原トンネルの向こう側では第二の人生を送るTR300が。残念ながら推進軸ははずされている。一般建物用の空調が設置されており、休憩所として使用。

車庫の高森方。トロッコ列車デビューの際、図らずも延伸を実現(国道の見えるところまで)そして現在の計画線の様子(反対側)

ここを高架でぬけていく予定だった。現在の総合運動公園。