公共の乗り物というには難がありつつも、立派に二本のレールと車両を擁し営業している施設です。
既廃止のものも記憶の限りたどりたいと思います。

宮崎交通 こどものくに線(仮称)(既廃止)

宮崎交通が経営していた当時に設置され、平成バブルの最盛期にはメリーゴーランド、ゴーカートと並んで大型遊具の一角を担っていた。
2015年ころまでは稼働していたが、宮崎市への経営移管による運営費圧縮を目的に撤去され現在は広場に変わった。
軌間は600mm前後、エンドレスレイアウトになっており、線路と広場は柵で仕切られ、
線路上にはタクトスイッチで起動する踏切が二箇所存在した。

SLを模した牽引車はバッテリーカーだった。転換されたJR日南線よりよほど"宮崎交通鉄道部"を彷彿とさせる施設であり、
子供心にとても興味深い乗り物だった。

のじりこぴあ こども列車

こどものくにタイプの列車で園内一角を周回している。踏切が存在するエンドレスレイアウト、頭上にはスカイサイクルが交差しており、
他施設より密度の濃い空間を形成している。

皇子原公園 ミニSL(列車)

高原町のキャンプ場皇子原公園に設置された遊具。長いローラー滑り台、ゴーカートが有名で、これはあまり紹介されておらず営業状況
が入手しづらい。レール幅に比べて華奢な機関車が客車をけん引している。バッテリー駆動。

綾川荘 ポンピングログ

人力遊具。とはいっても簡単なトロッコ状のものでなく、複座の専用客車にレバーがついておりこれを乗客が上下させることでレール上
を前進していく乗り物で、このタイプは県内ではここだけと思われる。ロケーション的に森林鉄道の雰囲気が満点で、原始的な操作法と
あわせかなり魅力的な施設になっている。残念ながらこの日は(というより最近は)営業していなかったようである。


軌間は600mmクラスでカントのないカーブは大変スリリング。杉の木立を駆け抜けるエンドレス。脱線させると園内道路へ飛び出しそう。

宮交シティ Kid's US.LAND南宮崎店(既廃止?)

8の字の極小レイアウトにキャラクターデザインのされたバッテリーカーが周回するもの。
取材当時すでに撤去が始まっており、稼働当時の全容はわかりかねるが、画像の通り新幹線風車両も配置があった模様。

宮交シティ namuco宮交シティ店

2014年の出店後、リニューアルで登場した某子供向け番組列車形遊具。
歩くよりゆっくりのスピードで、区画内のレイアウトを周回する。

イオン宮崎SC トーマスランド(既廃止)

阿波岐原トーマス専用線。宮交シティnamuco店に設置されたものよりやや大型。

取材時は店舗撤退直前だったが、小さな子供連れの利用は少なからず存在した模様。現在は別テナントが入り、痕跡をうかがうことはできない。
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